カードローンの基礎知識 発祥は?

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カードローン、キャシングの母体のひとつである消費者金融は消費者信用と呼ばれるサービスを行う業者である。消費者信用とは、特に大きな資本を持たない消費者のために行われる貸し付けで、給与その他の所得や貯蓄を企業の資本金と同様に扱って信用供与を行う点に特徴がある。この消費者信用が現在のように一般的になった切欠は、1920年代にアメリカで成立したオートローン(自動車ローン)であるとされている。ローンは割賦とも呼ばれ、支払いを分割することで利用者の購買行動の障壁を取り除くために生まれたサービスだ。割賦のおまけのように信販会社が行ってきた現金の貸付を専門に行う業者が目立つようになったのはわが国では1970年代のことである。これが現在の消費者金融である。

しかし、法定利息ぎりぎりの29.2パーセントの利率での貸し付け、1部の担当者がノルマ達成のためにほぼ審査なしの状態で融資を決定し、返済能力のない利用者からも取り立てると言う社会問題がじきに目立つようになり、貸金業法が改正されるに至った。これにより、返済能力のない人に貸し付けた場合、業者の責任を問うことが明文化されたのである。この流れに対応できなかったいくつかの業者は検挙もしくは経営難によって消滅し、何とか難を逃れ生き残った企業の大半は、改正貸金業の規制を受けない銀行傘下におさまったものだった。近年、キャッシングではなく、カードローンと言うサービス名をよく聞くようになったのは、それをもともと使っていた銀行の消費者信用における影響力が強くなったと言う表れでもある。

カードローンの利点

カードローンのメリットは、その簡便さにある。担保となる質草や保証人を苦労して探さずに或る程度まとまった額の金銭を借り入れることができるサービスはそう多くはない。

カードローンは現金自動預け払い機すなわちATMから借り入れた現金を引き出せるサービスである。質など直接対面して融資の申し込みをせねばならないサービスと違い機械から申し込むことができ、匿名性が高いのもカードローンのサービスの長所だ。査定担当者に自分の窮状を切々と訴える必要がないだけでも借金をする人は気が楽になるようだ。

ATMは全国各地に存在し、カードローンの提供元と提携している企業(銀行、コンビニ等)のATMがあればどこでも現金を引き出せるため、居住する地域によってサービスが受けられるか否かが大きく変わってしまうことは無い。同じ消費者信用であるクレジットカードのサービスはブランドによって使える場所と使えない場所の格差が大きいが、カードローンは現金そのものを借り受けることができるのでどの店舗でも利用でき、普遍性の高いサービスだと言える。割賦と同じように支払回数を利用者の意志である程度決められるため、大きな出費があった際に1回の支払額を低く抑えることができるようになるのもまた長所である。

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また、融資の申し込みは24時間受け付けてもらえるので、遅くまで働いている人でも窓口の時間を気にせず融資を受けられる。ただし、申し込むタイミングによってはすぐに現金が手に入らないこともある。利点については、お金借りるサイトに詳しいので説明はそちらに譲ろうと思う。

カードローンの問題点

カードローンは、すべての金融商品の中でも比較的新しい部類に入るサービスである。この新しさはカードローンの強みであると同時にもっとも危うい点ともなりうる。新しいと言うことは、問題が起きた時、参考に出来る事例が少ないと言う事であるからだ。

機械やサービスはすさまじい勢いで発達しても、それを使う人の意識や彼らを庇護する法の整備が追い付かないと言うことが現在の一般消費者向け金融サービス全体が抱える問題点である。そもそも、一般消費者が現在のように気軽にお金を借りられるようになったのは昭和30年代以後(昭和36年割賦販売法成立)であり、私たちの多くは、実践的な金融商品への知識が不足した状態で融資を受けているのが現状だ。しばしばメディアで取り上げられる多重債務者や非合法業者の問題にしても、行政及び司法が適切な判断をするための情報が十分に集まっているとは言い難い。

金融に対して無知な状態でお金を使うことは、よく知らない道を夜、灯も護身のための道具も地図も持たずひとりで行くことに似ている。進む先は、崖かもしれない。もしかしたら、道が分かれているのに気が付かず間違っている方に進んでしまうかもしれない。お金を借りる前によく調べて誰かに相談しなさいとよく言われるのは、自分のしようとしていることが危ういか否かを気づくことができるようになるからである。

しかし、金融にまつわる教育をきちんと子供達に施そう、もしくは利用する人に十分な情報を開示しようと言う機運が近年高まってきており、行政ばかりでなく民間企業やNPO、NGOの活動も評価されてきているという金融にまつわる明るい兆しもある。

金融とは

カードローンは、銀行もしくは消費者金融が消費者に提供する金融サービスのひとつである。私達の日常の経済活動を成立、健全に維持するために金融サービスは欠かせないものだ。金融とは資金が潤沢にある人物から足りない人物へ貸与などの形で融通されるシステムのことを言う。元は資金融通と呼ばれていたが、いつしか金融と略されるようになった。

金融の本来の役割は富の再分配である。私たちの祖先は元は野の獣、海の魚、大地に実る果実を狩猟、採取してその日の糧を得ていた。狩りの獲物はコロニー内の構成員の必要に応じて分かち合われていた。この状態では貧富の格差が生じにくい。誰かの所有物は皆の所有物であったからだ。現在でもオーストラリアのアボリジニ等の間ではこうした習慣が見られることがある。しかし、農耕(中国起源説が有力)もしくは牧畜によってひとつところにとどまって自分の口に運ぶ物を能動的に作る行為、つまり生産をし始めた時、人と人との間にはその所有する財産の差が生まれたと言われている。農耕並びに牧畜においては生産者の腕前によって成果物の量が大きく変わってくるからである。あるものは貯蔵ができるほど多く(とはいえ、微々たるものだった。中世ヨーロッパの麦の収穫率は多くて1.4倍程度)とれ、あるものは播いたものの方がまだ多いと言う状況になる。多くとれたものは少なくとれたものに種もみや初子(家畜などが最初にうむ子。宗教儀礼などでは犠牲として珍重される。無いと共同体で過ごせない)を貸し付け、ある時期が過ぎると貸したものと同等の価値のものと謝礼(今の利息)を受け取るようになったのだと考えられている。

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